トップページにもどる   戸崎歯科医院 Tosaki Dental Clinic 〒689-11鳥取市桂木244 TEL 0857-53-0586


歯科治療をこれからうけようとするかたへ

歯科治療は患者さんがどこをどうしてほしいのか、どこが痛いのかを歯科医師がしっかりきき、患者さんの全身状態を問診と問診表によってできるだけ把握し、しっかり検査し、診断し説明と同意を得て治療(処置)にとりかかります。治療(処置)は主に麻酔をしたり歯を削ったり軟組織を切開したりすることが多いです。歯科治療はひじょうに細かいセンスティブな処置です。よって歯科医師も患者さんもあわててはいけません。痛みのないときの定期検診、歯のクリーニングでかかりつけの歯科を受診されることはとても安全安心なよい方法です。私どもの歯科医院には1カ月から2カ月3カ月4カ月に1回と定期的に受診される方が多いですし治療が必要になった時も必要最小限ですみますし予後も良好です。1番スパンが長い方は1年に1回です。しかし必ずご自分から予約の電話をされ来院されます。痛くなったとき、がまんができないくらい大きな変化がおきたときだけ歯科医院へのとびこみ治療は大変危険です。また治療の中断はもっと危険です。とはいっても歯が痛くて歯科医院にいくのが常です。初診つまりはじめて当歯科医院を受診される患者さんには少々ときにはかなりお待たせすることがあることと、難しいことですがおちついていただくことにご理解ねがいます。また歯の痛み口の中の痛みというのは急に痛くなることがおおいですが、かならず何らかの前兆がありますのでなんかおかしいな、ちょっと痛いなと感じたら歯科を早めに受診することをお勧めします。

飛び込みの治療が困難な理由は以下のことです。

・歯科医師も患者さんも初対面なのでお互いにどういう人物、性格か(非常に痛がりか、怖がりか、痛みに割と平気か、過去の治療経験等)把握が困難です。また一番重要なことである、患者さんの基礎疾患(たとえば糖尿病・高血圧・心臓病とか脳梗塞・脳出血の既往歴)を患者さんから聞き出すことが困難になることがあります。

・その飛び込み治療に注射などの虫歯処置や切開して膿を出す処置が入ると一気に患者さんのその痛がりの気持ちは倍増し、不安がまさり、歯科医も緊張し、お互いにたいへん不信感がつのります。

・また歯科医院は予約の患者さんを入れているのに飛び込みで患者さんが突然入るとその今やっている患者さんの治療をすぐに短縮しなくてはならず、また飛び込みで入った患者さんの治療も急いでやらないといけなくなります。その結果予約を入れていた患者さん、および飛び込みで入った患者さん、双方の治療が中途半端になり、双方に対して歯科医師は丁寧なコミュニケーションを不足することになります。

・定期的にケアで通院されている患者さんは急に痛みがでても、歯科医師、患者さん双方がお互いの性格や医院の雰囲気に慣れているためお互いの緊張感が少なく歯科医師も応急処置としての時間を作りやすく、その患者さんのデータ(これまでの歯科での経過そしてこそ疾患等全身の状態)もありますので病状も非常に把握しやすくなりますし治療(処置)も安全安心しておかなうことができます。